土地を探す際に、重視した点の中に
南向きの土地が良いという条件がありました。
実際にわたしは南向きの土地を買ったのですが、買ってから気づいたこと
「南向きにこだわる必要はなかったかな。」
でした。
ではその理由を説明します。
南向きにこだわった理由はなんといっても
日当たりが良いこと。
ですが、南向きにこだわらくても良いかなと感じた理由として
①外からの視線が気になる
南向きの土地で間取りを計画すると、必然的にリビングが南側にくることが大多数です。
そうすると道路からの視線が気になり、外構でしっかり視線を遮らないと、せっかく南向きの土地を買ったのに日中視線が気になり、結局カーテンを閉めっぱなしにする生活になってしまった。という方は少なくありません。
最近は背の高めのフェンスを設置して視線を遮るという外構のつくりも人気ですが、費用はかさみます。
わたしもこのような外構を採用しましたが、このフェンスが予想外に費用がかさみました。
反対に、不人気と言われる北向きの土地
もし南側にしっかりとスペースを確保できるような土地であれば、日当たりは問題ありませんし、南側に道路がない分視線が気にならず、開放的なお庭とリビングを計画することができます。
また、盲点として、南向きの土地の場合、南に駐車場を計画し、南にカーポートを設置することがほとんどだと思いますが、カーポートの種類によっては、カーポートのせいでリビングの日当たりが悪くなることもあります。
②玄関の位置に注意
南向きの土地の場合、南に道路があるので角地でない限り、大多数が南に玄関がくることになります。
南にリビングやダイニングをもってきて、日当たりの良い部屋をたくさん作りたいと思っても
玄関が南側にきてしまい、その分、南向きの部屋を作れる範囲が狭まります。
その場合南向きの土地でも東や西にあえて玄関を作る計画をすることもありますが
間口が広い土地であれば実現可能ですが、間口の狭い土地の場合は、通路分のスペースを確保するのが難しくなります。
土地を検討する際は、玄関をどのあたりに持ってくるか、をセットで検討すると良いかなと思います。
南向きは人気ですし、絶対南向きの土地で!と探すと、なかなか土地が見つからない場合もあります。
間取りの計画や、外構の計画次第では、自分が想像している南向きの土地を優先したい理由を解消できることもあるかもしれません。
南向きにこだわるのではなく、視野を広げて、土地によって、間取りも変わるので、土地を探す前にプランを描いてもらう際に、南向きバージョン、東西向きバージョン、北向きバージョンを描いてもらって、本当に南向きが希望なのか、確認してみるといいかなと思います。